2019年度 一般財団法人静岡県サッカー協会 中東部支部 事業計画 重点施策
英国生まれのサッカーが静岡で育ち100歳を迎えました。
今年は大正8年静岡師範学校に蹴球部が創設され100年の記念年となり、「静岡サッカーの歩み百年祭」が年間を通して展開されます。
県サッカー協会では本年を、これまでの100年を振り返るとともに今後のビジョンを発信し、静岡県サッカーの「競技力」「求心力」「ブランド力」の強化を図るスタートの年と位置付けています。
サッカーの「普及」と「強化」は、私たちの不変の共通目標ですが、中東部支部の2018年度登録数は92チーム・選手3,285人で、前年度と比べチーム数が△3、選手数が△111で、現在の人口減少・少子高齢化社会をそのまま反映したかのような状況になっています。
未来を担う小学生年代を見ると、全国的に見ても日本サッカー協会の4種登録選手総数は2013年の318,548人をピークに減少傾向にあり、2017年は13,347人から2018年は12,998人へ減少しており、残念ながら効果的な解決策を見出せていないのが現状です。
学区単位でのチーム活動が難しくなったり、スポーツ活動に対する保護者の考え方の変化もありますが、サッカーというスポーツが健康で幸福な人生を送るために重要な役割を果たし、子供を大人に、大人を紳士・淑女に育てることを、私たちは改めて確認したいと思います。
中東部支部すなわり「サッカーのまち清水」において、本年度も「普及」「強化・育成」を念頭に、力を合わせ、努力を続けていこうではありませんか。
以下、本年度の事業推進の基本的考え方と重点施策を提案します。
1 基本的考え方
①県協会、他支部協会、種別委員会等との連携及び支部内の各種別・委員会及びJリーグ清水エスパルス等との相互協力のもと、中東部支部全体として積極的な事業展開を図る
②清水協会事業との円滑な事業展開を図る
③サッカーに親しむ子供を増やし、次代を担う選手・指導者の育成に注力し、併せて保護者をはじめとした関係者の理解・協力体制の構築を図る
④障害の有無と種別を超えたユニバーサルスポーツとしてのサッカーの定着を目指す
⑤収入増・経費節減等、より効率的・効果的な事業運営を目指す
2 重点施策
①県協会支部としての積極的活動
・支部主管事業の積極的取組
・県協会の「静岡サッカーのあゆみ百年祭」への参画
・なでしこ国際親善試合の運営
②支部の在り方の検討
・支部としての果たすべき責任・協力体制の整理及び、組織・体制構築の検討
・チーム・選手減少期における、あるべき将来像の検討
③競技力・技術力向上
・指導者育成、トレセン活動の充実拡大
・海外遠征等による選手・指導者等の育成強化