平成28年度 一般財団法人静岡県サッカー協会 中東部支部 事業計画 重点施策
現在、私達の活動しているこの地域は、かつてサッカーの王様ペレが「清水にはブラジルがある」と認めたほどサッカーが暮らしに溶け込み、今では未就学児から70歳以上のシニアまで老若男女を問わずボールを追いかけることができます。また、全国に先駆け、ほぼ全ての小中学校のグラウンドにナイター照明が設置され、充分とはいえないまでも芝生のサッカー場も整備されてきています。
それは、私達の先輩たちが人生を掛けて努力をして下さったお陰であり、「サッカーのまち」は、今を担う私達が不断の努力を続けることによってのみ、存続することを、私達は改めて認識したいと思います。
人口減少・少子高齢化もあり、選手・チーム数は依然として減少傾向が続いています。また、子供のスポーツ活動に対する保護者の考え方も以前とは変わってきています。
しかし、そのような時だからこそ、サッカーというスポーツが健康で幸福な人生を送るために重要な役割を果たすことができ、子供を大人に、大人を紳士・淑女に育てることを再確認しようではありませんか。
静岡県サッカー協会のビジョンにおいても「サッカーの普及に努め、スポーツをより身近にすることで、人々が幸せになれる環境を作り上げる」ことを謳い、今年度の重点目標として「強化・育成・指導者養成、リスペクト・ウェルフェアオフィサーの推進」掲げています。
私達、中東部支部においても、サッカーに関わる全ての人々が、快適にサッカーを楽しめること、また、これからの世代にサッカーの素晴らしさを伝えることを念頭に、環境整備、強化・普及等に取り組まなければなりません。
以下、本年度の事業推進の基本的考え方と重点施策を提案します。
1 基本的考え方
①県協会、他支部協会、種別委員会等との連携及び支部内の各種別・委員会及びJリーグ清水エスパルス等との相互協力のもと、中東部支部全体として積極的な事業展開を図る
② 清水協会との事業区分の一層の明確化と、円滑な事業展開を図る。
③ 次代のサッカー界を担う選手・指導者の育成に注力し、併せて保護者をはじめとした関係者の理解・協力体制の構築を図る。
④ 障害の有無と種別を超えたユニバーサルスポーツとしてのサッカーの定着を目指す。
⑤ 収入増・経費節減等、より効率的・効果的な事業運営を目指す。
2 重点施策
①県協会支部としての積極的活動
- 支部主管事業の積極的取組
- 支部活性化委員会への積極的参画
②支部の在り方の検討
- 支部としての果たすべき責任・協力体制の整理及び、組織・体制構築の検討
③ 競技力・技術力向上・リスペクトの推進
- 競技人口の拡大
- 指導者育成、トレセン活動の充実拡大
- 海外遠征等による選手・指導者等の育成強化
- 支部社会人リーグから県リーグへの昇格チームの輩出
- 審判員の資質向上、人数拡大、競技会派遣体制の充実
- ウェルフェアーオフィサー研修会実施による指導者・関係者の意識向上
④清水エスパルスなどとのホームタウン推進 - 清水エスパルスなどとのサッカーによるまちづくり推進事業に、積極的に参画・協力⑤競技会運営等
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会
- 家康公記念杯清水スーパーシニアサッカー大会
- 静岡県障害者サッカーフェスティバル支援
- その他大会運営
⑥広報活動の充実 - ホームページの活用等による支部等活動の広報の充実
⑦ 安心・安全な競技環境の構築
- 地震・津波対策の推進、ゴール等安全対策の徹底
- AED設置の推進
- 熱中症対策の推進